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質の良いバターを上手く使おう【オーガニックグラスフェッドバター】

特有の風味とコクが料理を美味しくするバター。動物性の油脂なのできちんと質の良いバターを選んで美味しく健康になりましょう!!

\\ この記事はこんな人におすすめ //

  • 質の良いバターを知りたい人
  • バターの種類を知りたい人
  • おすすめバターを知りたい人

目次

  1. 1.バターとは
  2. 2.バターの種類
    1. 非発酵バター(甘性バター)
    2. 発酵バター
    3. 有塩バター
    4. 無塩バター
  3. 3.質の良いバター
    1. おすすめバター
  4. 4.バターの効果

1. バターとは

バターは牛乳のクリーム成分から作られた乳脂肪分80%以上、水分が17%以下の乳製品。
長鎖脂肪酸がメインの油脂ですが、油脂以外の不純物が約20%含まれ、発煙点が低く、酸化もしやすいので長時間や高温での調理には向きません。

バター特有の風味、旨味は、様々なジャンルの食品に合わせることができ、少量使用するだけで深いコクを楽しめます。
ですが、バターは動物性の食品。
なるべくリスクを下げ、美味しく健康にバターを取り入れるには、バターの質を重要視する必要があります。

バター
主要脂肪酸 長鎖脂肪酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー 動物性特有のコクがある、こってり
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE

2. バターの種類

・非発酵バター(甘性バター)

日本でよく使われるバター。
発酵させていないクリームから作られ、発酵バターよりも保存がききますが、油っぽさもあります。

・発酵バター

ヨーロッパでよく使われるバター。
クリームを乳酸菌で発酵させ作られます。
乳酸菌の種類、発酵環境によって味わいが変わります。普通のバターよりも油っぽさが少なく、独特の香りとコクが加わり、まろやかで深い味わいです。

・有塩バター

長期保存のために食塩を加えたバター、日本では非発酵の有塩バターが、ヨーロッパでは発酵の有塩バターが主流です。

・無塩バター

食塩不使用のバターで、お菓子作りやパンに使用されることが多いです。
塩気の強いパンが主食の国では、一般的に無塩バターが多く使われます。

3. 質の良いバター

・きちんとバターを選ぶ

ファットスプレッドやバター風マーガリンではなく、乳脂肪分80%以上、水分が17%以下で、名称に『バター』と記載されている物を選ぶようにしましょう!

商品名に『バター』と書かれていても異なる場合があるので、必ず名称に『バター』と記載があることを確認してください!

・なるべくオーガニック、フリーレンジのバターを

オーガニック、フリーレンジ(平飼い)、牧草で育った牛(グラスフェッド)の牛乳100%で作られたバターはかなり高価なものになります。
しかし不健康な牛さんから無理やり絞られる牛乳と、健康な牛さんから丁寧にいただく牛乳、どちらの質が良さそうでしょうか?
人間でもお母さんは赤ちゃんになるべく良い母乳を飲ませてあげられるように、自分の食事のや健康管理に注意しますよね?
なるべく質の良いバターを取り入れるには、牛乳の質からこだわることが大切です。

・なるべく発酵バターを

発酵バターは、クリームに乳酸菌を加えて発酵させてから作るので、普通のバターよりも脂溶性ビタミンを多く含み、乳酸菌による健康効果も期待できます。
また発酵によりほとんどの乳糖が分解されるので、きちんと作られた発酵バターなら、乳糖不耐症の人でも食べられます!

おすすめバター

最近は栄養価が高いことからグラスフェッドバターが人気ですが、グラスフェッド=オーガニックではないので、グラスフェッドならなんでも良いというわけではありません!
というのも、私はニュージーランドのワーキングホリデー中、牧場で働いていました。ニュージーランドは土地が広く、グラスフェッドが多いですが、そのグラス(牧草)は農薬まみれ...。ヘリコプターで2〜3時間かけて牧場中に農薬やら肥料を撒きます。
オーナーには「ヘリコプターが飛んでる間は農薬が降ってきて危ないから外に出ちゃダメだよ」とよく言われました。
(それをダイレクトに食べる牛さんの健康状態って...。)と若いながらに疑問でした。(笑)

なので、ここでは私が安心安全美味しいと思う、おすすめバターを紹介します!

【なかほら牧場】
すごく高くて驚きますが、国産の貴重なグラスフェッドバターです。無塩タイプになります。
日本で365日24時間放牧されている牧場は約7%だそう。もちろん、穀物中心の飼料は全く使わず、国産の無肥料、無農薬の牧草のみで育てられた牛の牛乳100%です!

【グランフェルマージュ】
オーガニック認証を取得している、フランスの無塩発酵グラスフェッドバター
フランス農業省の全国農業コンクールで金賞を受賞している、味も確かなバターです!

【ザ・オーガニックミルクカンパニー】
オーストラリア産、オーガニック認証を所得しているグラスフェッドの有塩バター。もちろんですが、成長促進ホルモン剤や抗生物質は投与されておらず、牧草も化学物質や農薬は一切使用していません。

4. バターの効果

元気な肌に!

ビタミンAが豊富で、牛乳の約13倍含まれています。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を強く健康にする働きと、抗酸化作用があるので肌を若々しく保つ手助けになります。

骨を丈夫に!

カルシウムと、そのカルシウムの吸収を促進してくれるビタミンDが含まれるので、骨の強化につながります。

料理がおいしくなる!

バターによる上記の健康効果ももちろん多少あるかと思いますが、これらはバターでなくても、他のオイルや食材でも十分得ることができる効果です。
むしろバターだけでこれらのビタミンA、D、カルシウムを必要量摂ろうとすると、脂の摂りすぎに…。
例えばビタミンAなら100g、ビタミンDなら500g、カルシウムなら2500gのバターが毎日必要ということになります(笑)

個人的にはバターの摂取する最大のメリットはその味!
パンはもちろん、魚やお肉にも合わせられ、バターで野菜やきのこをソテーするだけもで美味しくなります!!
なので質の良いバターを適量使用しておいしく健康になりましょう!

Chika profile

Chika Sato

オーガニックな旅暮らし

  • Bio Life Coordinator
    • 管理栄養士
    • 薬膳コーディネーター
    • フードコーディネーター
    • 全米ヨガアライアンス 勉強中
    • アロマセラピスト 勉強中