アーユルヴェーダの万能オイル【Ghee】グラスフェッドバター
インドの伝統的医学アーユルヴェーダの万能オイルとされるギー(Ghee)。
ギー(Ghee)には強い抗酸化作用や、免疫力アップ効果があり、ダイエットのサポートにも役立つ嬉しい効果がたくさんのオイル!
\\ この記事はこんな人におすすめ //
- ギー(Ghee)の食べ方や使い方を知りたい人
- アーユルヴェーダに興味がある人
- 質の良いオイルを摂りたい人
目次
1. ギー(Ghee)とは
グラスフェッドで育った牛乳で作られる発酵無塩バターをじっくり加熱し、水分やタンパク質など不純物を取り除いた純粋なオイル。
インド発祥で、アーユルヴェーダではマッサージオイルとして肌に塗ってもよし、体内の不調を治すために食べてもよしとされる万能オイルです。
アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダは5000年以上前にインドで発祥した、世界的にも歴史の古い伝統医療法です。
サンスクリット語の『アーユス(生命)』と『ヴェーダ(科学)』の2つの言葉を組み合わせた『生命科学』という意味で、日本でもエステやリラクゼーションとして取り入れられています。
2. ギー(Ghee)の特徴
主要脂肪酸 | 長鎖脂肪酸 |
---|---|
加熱 | 高温加熱OK(発煙点は230℃) |
保存方法 | 冷暗所 |
味・香り・テクスチャー | 発酵したバターのような独特の香り、半固形でバターよりはあっさり |
脂溶性ビタミン | ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE |
バターよりも中鎖脂肪酸が多い!
飽和脂肪酸系のオイルは長鎖脂肪酸がほとんどをしめますが、ギーには中鎖脂肪酸が約10%含まれているので、身体に脂肪として蓄積されにくいです。
なのでバターやその他の飽和脂肪酸系のオイルよりは消化吸収の際に胃腸に負担がかかりません。またエネルギー消費されやすいので、ダイエットのサポートにも!
短鎖脂肪酸のブチル酸が含まれてる!
ブチル酸は腸内環境を整えるのに大切な酪酸の一種。
善玉菌を増やす働きがあり、アレルギー症状の緩和や炎症が原因の不調を緩和します!
共役リノール酸が含まれる!
牛、羊、山羊など反芻動物に含まれる天然のトランス脂肪酸である共役リノール酸。中でもグラスフェッドで育った反芻動物のミルクに多く含まれています。
中性脂肪を分解し、脂肪が蓄積しにくくする効果があります!
長期保存が可能!
不純物が取り除かれたほぼ純粋なオイルなので、酸化にとても強く、冷暗所であれば長期間の保存できます!
耐久温度がトップクラス!
不純物が含まれないので、発煙点も230℃とオイルの中ではかなり高いです。
なので長時間の加熱や、高温調理でも酸化せず安心して料理できます。
脂溶性ビタミンA、D、Eが豊富!
ビタミンA、D、Eが豊富で高い抗酸化作用があります。またビタミンDは免疫力アップ、ビタミンA、Eはアンチエイジングにもとても効果的です。
不足しがちなオメガ3も!
少しですがオメガ3のα-リノレン酸も含まれています。
本来はとても熱に弱く酸化しやすいα-リノレン酸ですが、ギーの高い抗酸化作用のおかげで酸化することなく、加熱できます。
乳糖不耐症の人にも!
乳糖不耐症の原因のカゼインとラクトースが製造中の加熱でほとんどなくなるので、乳糖不耐症の人でも食べることが出来るそうです。
3. ギー(Ghee)の食べ方、使い方
・普段のオイルの代わりに
上記でお話しした通り、ギーは熱にとても強いオイルなので、普段のオイルの代わりに炒め物やグリルに使えます。
特に卵との相性が良いので、オムレツやお菓子作りにもぴったりです!独特の風味があるので、いつもと料理の雰囲気を変えたいときにも良いと思います。
・トーストに
ギーの味が苦手でなければ、バターの代わりにトーストに塗るのもおすすめです!
・ホットドリンクに
『バターコーヒー』に使われるバターはほとんどの場合がギー(Ghee)!
温かいドリンクに混ぜると香りとコクが増し、リッチな味わいに。また満足感も得られます!
・乾燥した肌や唇に
ギーは保湿効果がとても高いのも特徴。
お風呂上がりの肌がふやけている間に、気になる部位にマッサージするように塗り込みます。
ベタつきが気になるようなら軽く拭き取ってから就寝してください^ ^
《おすすめのギー(Ghee)》
4. ギー(Ghee)の注意点
以上、ギーのおすすめポイントをたくさん紹介しました。
しかし上記の表でも分かるように長鎖脂肪酸が約50%をしめる飽和脂肪酸のオイルなので、普段使っている植物油などのオイルを全てギーに変えてしまうと、長鎖脂肪酸摂りすぎになりますので注意してください!
なのでバターなどの動物性のオイルの代わりなどに上手に使用するようにしてください!
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