毎日の料理にオレイン酸が豊富なオイル【菜種油】効果と注意点
\\ この記事はこんな人におすすめ //
- 健康オイルを探している
- 菜種油とキャノーラオイルの違いを知りたい
- 菜種油の効果を知りたい
目次
1. 菜種油とは
もともとの菜種油は心機能障害を引き起こす可能性のあるエルカ酸や、甲状腺障害を引き起こす可能性のあるグルコシノレートを多く含むものでした。
※実はエルカ酸は人への有害性を裏付ける研究結果があまりないそうです。(エルカ酸の摂取によりラットの心臓が壊死したという研究結果はあります。)
現在、菜種油として販売されているのは、エルカ酸やグルコシノレート少なくなるよう、品種改良されたものになり、キザキノナタネ、アサカのナタネ、ななしきぶなどいくつか種類があります。
オレイン酸を多く含み、発煙点も高いので炒め物や揚げ物など、日常使いができる優れた油です。
主要脂肪酸 | オレイン酸 |
---|---|
加熱 | 高温加熱OK |
保存方法 | 冷暗所 |
味・香り・テクスチャー | 少しとろみがあり、コクがある |
脂溶性ビタミン | ビタミンE |
菜種油とキャノーラオイルの違い
キャノーラオイルはエルカ酸やグルコシノレートがなくなるよう、カナダで品種改良されたキャノーラと呼ばれる品種が原料の菜種油。
エルカ酸やグルコシノレートがないなら良いものだと思われがちですが、キャノーラオイルは安定的に大量生産するために、遺伝子組み換えされた原料で、ヘキサンを使用した溶剤抽出なので、危険性はサラダ油と同じです。
2. 菜種油の効果
菜種油の効果としてあげられるのは、やはり豊富なオレイン酸のはたらきです。
便秘解消!
オレイン酸には胃腸の運動を活発にするはたらきがあり、胃腸の動きが悪く、溜まってしまった便の排泄を促してくれます。
便秘は慢性的に続くと、肌荒れやがんの原因にもなるので、早めに解消しましょう!
血中コレステロール値を整える!
さらにオレイン酸には、血中のHDL-コレステロールを保ったまま、LDL-コレステロールを減らすはたらきがあるため、LDL-コレステロールが高く、ドロドロになった血液をサラサラにする手助けをしてくれます!
3. 菜種油の使い方
・日々の料理、揚げ物に
オレイン酸を多く含む菜種油は熱にも強いので、揚げ物やグリル、炒め物など気にせず普段の料理に使うことができます。
・パンにつけて
低温圧搾で作られた菜種油は、少しとろみがあり、菜種の香ばしい風味が特徴。
オリーブオイルのようにパンにつけたり、サラダや温野菜にかけるのもおすすめです。
・お菓子作りに
同じように何にでも使える油として米油がありますが、米油はサクサクに仕上がりやすいのに比べ、菜種油はしっとり仕上がる傾向にあるので、ケーキやスポンジなどのお菓子作りのときにバターの代替えとして使うのに向いています。
4. 菜種油の注意点
菜種油を選ぶときの注意点は、本来の菜種油とキャノーラオイルを混同しないことです。
ちなみに菜種由来のオイルはその精製度合いで『なたね油』『精製なたね油』『なたねサラダ油(キャノーラオイル)』に分けられ、『なたね油』がもっとも精製度が低くて栄養価が高く、次に『精製なたね油』、そして精製度が一番高くて、栄養素が少ないのが『なたねサラダ油(キャノーラオイル)』です。
菜種油を購入するなら精製度の低い『なたね油』を選んでください!
さらに有機原料や低温圧搾で製造されたものがあれば、そちらが断然おすすめです!
精製度が低いので、菜種本来の風味や香ばしさがあり、上記の【菜種油の使い方】でも紹介しましたが、オリーブオイルのように、パスタやパン、サラダに合わせても美味しいです!
また『質の良いオイルの選び方』をもっと詳しく見たい人は以下の記事にをご覧ください!
【健康オイル生活】体に良いオイルとは?
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【食用オイル一覧】有名なものからマイナーなものまでオイル全51種類!
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