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【食用油の種類一覧】食用オイル全51種類とおすすめオイルを紹介!

こちらでは食用油脂として、スーパーなどで気軽に買えるものや、専門店でないと手に入らないレアな油脂など、様々な油脂の紹介をします。
なかなか手に入らないオイルもありますが、おすすめのオイルも紹介しますので、こちらのページを参考に、自分に合うオイルを見つけて頂ければと思います!
※ただし同じ油でも栄養価や脂肪酸の比率は物により差があります!

\\ この記事はこんな人におすすめ //

  • 自分に合うオイル(油)を探している人
  • 質の良いオイルを求める人
  • おすすめ食用オイル(油)を知りたい人

目次

  1. 飽和脂肪酸の多い油脂
    1. 1.カカオバター(ココアバター)
    2. 2.ギー
    3. 3.ココナッツオイル
    4. 4.バター
    5. 5.パーム油
  2. 不飽和脂肪酸の多い油脂
    1. 6.アプリコットオイル(あんず油)
    2. 7.アボカドオイル(ワニナシ油)
    3. 8.亜麻仁油(フラックスシードオイル)
    4. 9.アーモンドオイル(扁桃油)
    5. 10.アルガンオイル(アルガン油)
    6. 11.エゴマオイル(シソ油)
    7. 12.オリーブオイル(オリーブ油)
    8. 13.カメリアオイル(椿油)
    9. 14.カメリナオイル(アマナズナ種子油)
    10. 15.くるみ油(ウォルナッツオイル)
    11. 16.グレープシードオイル(ブドウ種子オイル)
    12. 17.ごま油(セサミオイル)
    13. 18.小麦胚芽油(ウィートジャームオイル)
    14. 19.米油(米ぬか油、米胚芽油、ライスブランオイルなど)
    15. 20.ざくろ種子油(ポミグラネットシードオイル)
    16. 21.サチャインチオイル(インカインチ種子油、グリーンナッツオイル)
    17. 22.サフラワー油(紅花油)
    18. 23.サフラワー油(ハイオレイック)
    19. 24.シーバックソーンオイル(サジー種子油)
    20. 25.タイガーナッツオイル
    21. 26.大豆油
    22. 27.チアシードオイル(チア種子油)
    23. 28.月見草オイル(月見草油)
    24. 29.ティーオイル(チャ実種子油)
    25. 30.とうもろこし油(コーンオイル)
    26. 31.昔の菜種油(レイプシードオイル)
    27. 32.現在の菜種油(レイプシードオイル)
    28. 33.※キャノーラ油(キャノーラオイル)
    29. 34.ハトムギ油(コイックスシードオイル)
    30. 35.パンプキンシードオイル(南瓜種子油)
    31. 36.ピスタチオオイル(ピスタチオ種子油)
    32. 37.ひまわり油(サンフラワーオイル)
    33. 38.ひまわり油(ハイオレイック)
    34. 39.ブラッククミンシードオイル(ニゲラサチバ種子油)
    35. 40.プルーンシードオイル(プルーン種子油)
    36. 41.ヘーゼルナッツオイル(ハシバミ油)
    37. 42.ヘンプシードオイル(麻の実油)
    38. 43.ポピーシードオイル(ケシの実油)
    39. 44.ボラージオイル(ルリジサ油)
    40. 45.マカダミアナッツオイル(マカダミアナッツ油)
    41. 46.松の実油(パインシードオイル)
    42. 47.綿実油(コットンシードオイル)
    43. 48.ゆずシードオイル(ゆず種子油)
    44. 49.落花生油(ピーナッツオイル)
    45. 50.ローズヒップオイル(バラ油)
    46. 51.※サラダ油
  3. おすすめオイル

飽和脂肪酸の多い油脂

飽和脂肪酸の多いオイルは常温で固まり、酸化に強いのが特徴ですが、動物性の油脂が多いので質の良い油脂を選ばないと、動脈硬化、心筋梗塞、ガンのリスクを高めるので注意が必要です。

1. カカオバター(ココアバター)

カカオ豆からチョコレートを作る過程でできるカカオマスから作られる。
融点が約34度と人の体温より低めなのが特徴。
ポリフェノールが豊富でアンチエイジングに効果的。特にエピカテキンというポリフェノールは動脈硬化や発がん予防にも。
胃腸に住み着き、胃炎や胃潰瘍を起こすピロリ菌の殺菌効果もある。

カカオ脂肪酸
主要脂肪酸 ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸
加熱 高温加熱OK
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー ほんのりチョコレートの香り、バターよりあっさり、ココナッツオイルよりこってり
脂溶性ビタミン ビタミンE、ビタミンK
ファイトケミカル エピカテキン

2. ギー

グラスフェッドで育った牛乳で作られる発酵無塩バターをじっくり加熱し、不純物を取り除いたオイル。インドでは古くから使用され、アーユルヴェーダの万能オイルとされています。
ビタミンA、E、Dが豊富で抗酸化作用があり、発煙点も230℃とオイルの中ではトップクラスなので酸化しにくく、長期保存ができる。
バターよりも中鎖脂肪酸やオレイン酸が少し多いのが特徴。

ギー脂肪酸
主要脂肪酸 長鎖脂肪酸
加熱 高温加熱OK
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー 発酵したバターのような独特の香り、半固形でバターよりはあっさり
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE

3. ココナッツオイル

ココヤシの種子(胚乳)から作られる。植物油では珍しく、中鎖脂肪酸がメインのオイル。
体に脂肪として蓄積されにくく、ダイエットや認知症の予防、改善のサポートにおすすめ。主要成分のラウリン酸は免疫力を上げる効果も。
肌との相性もよく、敏感肌でなければボディクリームにも最適。

ココナッツオイル脂肪酸
主要脂肪酸 ラウリン酸
加熱 高温加熱OK
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー 味も香りも甘くこってり、溶けるとサラサラ
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル ガウリム

4. バター

牛乳から分離したクリームを練り固めたオイル。
長鎖脂肪酸が主成分だが、不純物が多く酸化するので長時間の高温調理には向かない。
加塩バターや無塩バター、発酵バターなどがある。
ビタミンAが豊富で皮膚や粘膜を健康に保つ。
動物性特有のコクがあり、料理やお菓子なんでも合う。

バター脂肪酸
主要脂肪酸 長鎖脂肪酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー 動物性特有のコクがある、こってり
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE、ビタミンD

5. パーム油

世界中で2番目に多く消費されている。『植物油』と表示されているのは、だいたいパーム油のこと。アブラヤシの果実から作られるが、アブラヤシを大量栽培するために熱帯雨林が減少し環境問題にもなっている。
植物油としては珍しく、長鎖脂肪酸が主成分。とても安定していて、酸化しにくい。

パーム油脂肪酸
主要脂肪酸 パルミチン酸
加熱 高温加熱OK
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー 無味無臭、半固形
脂溶性ビタミン ビタミンE、ビタミンK

不飽和脂肪酸の多い油脂

不飽和脂肪酸の多いオイルで常温で液体で、植物性の油に多いです。基本的には熱や光、空気に弱く、酸化しやすいのが特徴です。オメガ6やオメガ3など必須脂肪酸はここに含まれます。

6. アプリコットオイル(あんず油)

あんずの種子からとれるオイル。
肌のターンオーバーを促進する。オレイン酸、ビタミンAが豊富。
食用はあまりなく、スキンケアとしての方がメジャー。

あんず油脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー ほんのり甘酸っぱい、サラサラ
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE

7. アボカドオイル(ワニナシ油)

森のバターと言われる、アボカドの果実からとれるオイル。
オレイン酸が豊富でオリーブオイルのような癖もないので使いやすい。
癌や夜盲症の予防になるルテイン、白内障や緑内障の予防になるβ-カロテンなど眼病予防に良いファイトケミカルが特に豊富。

アボカドオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 高温加熱OK
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー ほぼ無味無臭、こってり、まろやか
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE
ファイトケミカル ルテイン、β-カロテン

8. 亜麻仁油(フラックスシードオイル)

亜麻仁の種子からとれるオイル。
α-リノレン酸の含有量がトップクラスで不足しがちなオメガ3が摂れると人気。
α- リノレン酸はアレルギーを予防、緩和や血中コレステロールのバランスを良くし、血液をさらさらにするので、生活習慣病の予防に効果的。
またリグナンは抗癌作用や、女性ホルモンに似た働きがあるため、女性特有の癌やPMSの予防や緩和に効果的。

亜麻仁油脂肪酸
主要脂肪酸 α-リノレン酸
加熱 加熱NG(生で食べる)
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー 少しこってり、クルミのような渋さ
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE
ファイトケミカル ピノレシノール、ラリシレシノール、セコイソラシレシノール、β-カロチン

9. アーモンドオイル(扁桃油)

食品の中でビタミンEが含有量がトップクラス。そのオイルもビタミンEが豊富で抗酸化作用がかなり高い。
ファイトケミカル もバランスよく含まれており、眼病予防、やアレルギーに効果的。

アーモンドオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー クセがなく、使いやすい
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE
ファイトケミカル ケルセチン、ルテオリン、レスベラトロール、β-カロチン、ゼアキサンチン

10. アルガンオイル(アルガン油)

100kgのアルガンの仁からとれるオイルはわずか1ℓというとても希少。美容オイルとしても最高のオイル。
γ-トコフェロールが豊富で、むくみや脂肪燃焼に効果的なアンチエイジングオイル。
抗炎症や抗がん抗菌作用のあるフェイトケミカルも豊富。

アルガンオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り ローストしたナッツのような香り、コク、苦味がある
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE、γ-トコフェロール
ファイトケミカル カフェイン酸、ティルカロール、プチロスペルモル、ルペロール、β- アミリン

11. えごまオイル(シソ油)

えごまオイルもα-リノレン酸の含有量がトップクラスで不足しがちなオメガ3が摂れると人気。
α- リノレン酸はアレルギーを予防、緩和や血中コレステロールのバランスを良くし、血液をさらさらにするので、生活習慣病の予防に効果的。
またファイトケミカルのロズマリン酸で、ルテオリンもアレスギーを抑制効果があるので、花粉症やアレルギー症状のある人におすすめ。


和食よく合う。

えごま油脂肪酸
主要脂肪酸 α-リノレン酸
加熱 加熱NG(生で食べる)
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー 魚っぽい、青臭さ
脂溶性ビタミン ビタミンE

12. オリーブオイル(オリーブ油)

オメガ9のオレイン酸の含有量がトップクラスで、便秘の解消効果、血中コレステロールのバランスを整える効果がある。
スクワレンで活性酸素の抑制にも。

オリーブオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー フレッシュな青い香り、苦味がある
脂溶性ビタミン ビタミンE、ビタミンK
ファイトケミカル タンニン、ルテオリン、オレウロペイン、オレオカンタール、スクワレン、β-カロチン

13. カメリアオイル(椿油)

オリーブオイルよりもオレイン酸の含有量が高く、酸化しやすいリノール酸がとても少ない。
日本では古くから、髪や肌への保湿に使われている。

椿油脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー とろみが強い、少し草っぽい香り
脂溶性ビタミン ビタミンE

14. カメリナオイル(アマナズナ種子油)

脂肪酸単体ではα-リノレン酸の割合が最も多いが、オレイン酸とイコセン酸を合わせるとオメガ9が一番多い。オメガ9、オメガ6、オメガ3のバランスが良く、オメガ3を多く含むわりに、酸化しにくいので、扱いやすいオイル。
またイコセン酸は動脈硬化、認知症の予防にも。

カメリナオイル脂肪酸
主要脂肪酸 α-リノレン酸
加熱 短時間加熱OK(軽い炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー アスパラガスのような青っぽさ、ナッツのような香ばしさ
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル β-カロテン

15. くるみ油(ウォルナッツオイル)

ナッツの味が苦手な人でも、ナッツの栄養素を摂取できる食品。
ファイトケミカルのミリセチンは抗がん、糖尿病予防、抗アレルギー作用。クルミポリフェノールは肝機能を促進する。
ミネラルも豊富でデトックス効果も。

くるみオイル脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 短時間加熱OK(軽い炒め物程度)
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー ほんのり甘い、とろみがありこってり、クルミの香ばしさ、ピリッとした渋み
脂溶性ビタミン ビタミンE、α-トコフェロール
ファイトケミカル ミリセチン、ペダンクラギン、テリマクランジン、エラグ酸

16. グレープシードオイル(ぶどう種子油)

白ワインのぶどうの種子からとれる。
ワインにも多く含まれるポリフェノールが豊富で抗酸化作用がとても高いので抗がん、抗アレルギー、血管病の予防に。

グレープシードオイル脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 短時間加熱OK(軽い炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー サラッとかるく、無臭
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル アントシアニジン、プロアントシアニジン、レスベラトロール

17. ごま油(セサミオイル)

古代エジプトやアーユルヴェーダで香料や治療用として使われてきたオイル。
抗酸化力が強く、セサミンは脂肪燃焼を促す酵素を活性化させるのでダイエットのサポートやアンチエイジングにも。

ゴマ油脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸、オレイン酸
加熱 短時間加熱OK(軽い炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー こってり、香ばしいごまの香り
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル セサミン、セサモリン、セサミノール、セサモール

18. 小麦胚芽油(ウィートジャームオイル)

小麦の胚芽からとれるオイルですが、その胚芽1kgからとれるオイルは10gと希少です。
食べる化粧水と言われるほどビタミンEが豊富で、活性酸素を抑制するので、美容や老化防止に効果的。
短時間の短時間であれば加熱できるが、生で摂る方が良い。

小麦胚芽油脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 短時間加熱OK(軽い炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー 穀物の香ばしい香り
脂溶性ビタミン ビタミンE

19. 米油(米ぬか油、米胚芽油、ライスブランオイルなど)

米ぬかからとれるオイルで、ビタミンEのトコトリエノールが豊富なので抗酸化力に優れ、酸化しにくいので高温調理に向いている。
ファイトケミカルのγ-オリザノールが自律神経を整える。

米油脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 高温加熱OK
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー サラッとしていて無臭、ほんのり米の甘み
脂溶性ビタミン ビタミンE、トコトリエノール
ファイトケミカル γ-オリザノール

20. ざくろ種子油(ポミグラネットシードオイル)

ざくろの種子からとれるこのオイルは、とても希少なオメガ5のプニカ酸が主要脂肪酸。
プニカ酸は細胞膜を作る重要な成分なので、抗がん、抗酸化、抗アレルギー、冷え性改善などあらゆる効果が期待できる。
ファイトケミカルは更年期症状の緩和など、女性ホルモンのバランスを調整。

ざくろオイル脂肪酸
主要脂肪酸 プニカ酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー 独特の香りと苦味
脂溶性ビタミン ビタミンE、ビタミンK
ファイトケミカル アントシアニジン、プロアントシアニジン、レスベラトロール、クメステロール、エラグ酸

21. サチャインチオイル(インカインチ種子油、グリーンナッツオイル)

加熱できて、冷蔵保存しなくて良いオメガ3のオイル。
豊富なビタミンEのγ-トコフェノールが活性酸素を除去し、新陳代謝を促進するので、インナービューティオイルとも言われる。

サチャインチオイル脂肪酸
主要脂肪酸 α-リノレン酸
加熱 短時間加熱OK(軽い炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー さらさら、青豆のような青っぽい香りと苦味
脂溶性ビタミン ビタミンE、γ-トコフェノール、トコトリエノール
ファイトケミカル ケルセチン、β-カロチン

22. サフラワーオイル(紅花油)

従来のサフラワーオイル。
リノール酸が70%以上のオイルであまり加熱に向かない。

サフラワーオイル脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー サラサラで、香りもクセもほとんどない
脂溶性ビタミン ビタミンE

23. サフラワー油(ハイオレイック)

現在ではオレイン酸が多くなるよう、品種改良されたハイオレイックが主流。
胃酸の分泌が抑制され、胃潰瘍など消化器系の不調の予防に。

ハイオレイックサフラワーオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 加熱OK、炒め物程度
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー サラサラで、香りもクセもほとんどない
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル クマロイルセロトニン、フェルロイルセロトニン、β-カロテン

24. シーバックソーンオイル(サジー果実油)

200種類以上の栄養素を含むミラクルフルーツのサジーからとれるオイル。
オメガ7のパルミトレイン酸が豊富で血管を強くするので、血管病の予防に。

サジー果実油脂肪酸
主要脂肪酸 パルミトレイン酸
加熱 加熱NG(生で食べる)
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー 独特の味、香り
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE
ファイトケミカル ケルセチン

25. タイガーナッツオイル

スーパーフードのタイガーナッツからとれるオイル。
ビタミンEがアーモンドよりも多いといわれている。オレイン酸が豊富で酸化しにくく、便通改善に。

タイガーナッツオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 高温加熱OK
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー 少し甘みのある土っぽい香り
脂溶性ビタミン ビタミンE

26. 大豆油

リノール酸が多く酸化しやすいので、あまり加熱調理に向かない。
抽出法はほとんどヘキサンを使用したものなので、あまりおすすめではない。

大豆油脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 短時間加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー ほぼ無味無臭
脂溶性ビタミン ビタミンE、ビタミンK

27. チアシードオイル(チア種子油)

スーパーフード、チアシードからとれるオイルで、食品中トップクラスのミネラルとファイトケミカルを含む。
抗アレルギー作用、生活習慣病の予防に。

チアシードオイル脂肪酸
主要脂肪酸 α-リノレン酸
加熱 短時間加熱OK(軽い炒め物程度)
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー サラサラでほんのり青い香り
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル ケルセチン、ミリセチン、ロズマリン酸、カフェイン酸、没食子酸

28. 月見草オイル(月見草油)

リノール酸がほとんどしめるオイルだが、母乳にも含まれるγ-リノレン酸を含む貴重な食品。
女性ホルモンのバランスを調整し、PMSや更年期症状を緩和。ファイトケミカルが血糖値の上昇、ピロリ菌の増殖を抑制。

月見草オイル脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 加熱NG(生で食べる)
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー さらりとあっさり、ほぼ無臭
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル プロアントシアニジン、没食子酸、エラグ酸、ペンタガロイルグルコース

29. ティーオイル(チャ実種子油)

漢方でも使用されるオイル。
ファイトケミカルのサポニンには抗炎症作用、アルコール吸収抑制作用がある。

ティーオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー クセがない
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル サポニン、β-カロテン

30. とうもろこし油(コーンオイル)

とうもろこしからコーンスターチを作る際に出る胚芽からとれる。コーン100kgからとれるオイルは1ℓほど。
抽出法はほとんどがヘキサンを使用しているので注意。

コーンオイル脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 短時間加熱(軽い炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー ほぼ無味無臭
脂溶性ビタミン ビタミンE

31. 昔の菜種油(レイプシードオイル)

昔の菜種油は有害脂肪酸と言われている、エルカ酸を多く含むものでした。
エルカ酸は実は有害ではないという研究結果もありまが、現在ではエルカ酸を多く含む菜種油は世界的にもほとんど流通していません。

32. 現在の菜種油(レイプシードオイル)

エルカ酸がなくなるよう、品種改良された菜種油。キザキノナタネ、アサカのナタネ、ななしきぶなどがある。
オレイン酸を多く含み、発煙点も高いので炒め物や揚げ物など、日常使いができる油。

菜種油脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 高温加熱OK
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー 少しとろみがあり、コクがある
脂溶性ビタミン ビタミンE

33. ※キャノーラ油(キャノーラオイル)

原料は菜種ですが、コストを抑えるため、遺伝子組み換えかつ、ヘキサンを使用した抽出法で製造されたオイル。
色や、ビタミンなどを添加したものもあるので避けるべきオイルです。

34. ハトムギ油(コイックスシードオイル)

ハトムギの種子からとれるオイル。
食用はあまりく、古くからイボの治療や美白に効果的。抗酸化作用に優れていて、紫外線から肌を守る作用も。

ハトムギオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
保存方法 冷暗所

35. パンプキンシードオイル(南瓜種子油)

ハロウィンで使われるかぼちゃの種からとれるオイル。1リットルのオイルを作るのに約35個のかぼちゃを使うそう。
ファイトケミカルは利尿トラブルやアレルギーに効果的。
スキンケア用オイルとしても有名で、妊娠線の予防や改善、アンチエイジングにも。

パンプキンシードオイル脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 短時間加熱OK(軽い炒め物)、生食がおすすめ
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー とろみはあるがあっさり、香ばしく、苦味と自然な甘さ
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE、γ-トコフェロール、ビタミンK
ファイトケミカル ロズマリン酸、β-カロチン

36. ピスタチオオイル(ピスタチオ種子油)

ナッツの女王と呼ばれる栄養価の高いピスタチオからとれるオイル。
ビタミンA、E、Kを含む珍しいオイルで抗酸化作用が高く、アンチエイジングに効果的。
ミネラル、ファイトケミカルも豊富で貧血、生活習慣病、眼病予防など様々な効果が期待できる。

ピスタチオオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)、生食がおすすめ
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー とろみがあり、ピスタチオの香りとコク、薄皮の渋み
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK
ファイトケミカル アントシアニジン、プロアントシアニジン、レスベラトロール、ケルセチン、ルテオリン、β-カロチン、ルテイン

37. ひまわり油(サンフラワーオイル)

ひまわりの種からとれる油。
リノール酸を60%以上含み加熱にはあまり適していないオイル。

ひまわり油脂肪酸

38. ひまわり油(ハイオレイック)

オレイン酸を多く含むよう、品種改良されたひまわり油で、現在ではこちらが主流。
ファイトケミカルは女性ホルモンのバランスを整える作用がある。

ハイオレイックひまわり油脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー ほぼ無味無臭
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル クメスタン、β-カロテン

39. ブラッククミンシードオイル(ニゲラサチバ種子油)

『死以外全ての病気を治す』といわれるオイル。
栄養価がかなり高く、他にはない栄養素も含む。
リノール酸が多いので、多用は良くないが、抗炎症、鎮痛、解熱作用やアルツハイマー型認知症にも効果的。

ブラッククミンシードオイル脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 加熱NG(生で食べる)
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー 味、香りともかなり個性的
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE
ファイトケミカル ニゲロン、チモキノン

40. プルーンシードオイル(プルーン種子油)

オリーブオイルやアボカドオイルよりもビタミンEの含有量が多い。
抗酸化作用のあるファイトケミカルも多いのでアンチエイジングに。

プルーンシードオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー とろとろしてまろやか、アーモンドのような風味、
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル アントシアニン、プロアントシアニジン、レスベラトロール、β-カロチン

41. ヘーゼルナッツオイル(ハシバミ油)

ヘーゼルナッツをローストして圧搾してるので香ばしいオイル。
原産国によりパルミトレイン酸が含有量が異なるので注意。

ヘーゼルナッツオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー 香ばしく、ほのかに甘い
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル プロアントシアニジン、レスベラトロール、ケルセチン、ミリセチン、ルテイン、ゼアキサンチン

42. ヘンプシードオイル(麻の実油)

オメガ6とオメガ3のバランスが良いオイル。
γ-リノレン酸も入ってるので糖尿病や血栓を予防する。
ファイトケミカルは活性酸素を除去する作用がある。

ヘンプシードオイル脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 加熱NG(生で食べる)
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー とろとろ、こくがあり、青々とした香り、少し渋みがある
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル カンナビシン

43. ポピーシードオイル(ケシの実油)

古くから食用、ランプ用、医療用、油絵などに使われてきたオイル。
ガン治療のサポートや不眠に効果的。

ポピーシードオイル脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 短時間加熱(軽い炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー 少し香ばしい
脂溶性ビタミン ビタミンE

44. ボラージオイル(ルリジサ油)

γ-リノレン酸の含有量が多く、PMSや更年期症状など女性特有の症状緩和に効果的。
うつ病の改善にも効果あり。

ボラージオイル脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 加熱NG(生で食べる)
保存方法 冷蔵
脂溶性ビタミン ビタミンE

45. マカダミアナッツオイル(マカダミアナッツ油)

オレイン酸とパルミトレイン酸を多く含み、血管を強くする作用がある。
またインスリンの分泌を促進するので糖尿病の予防にも。

マカダミアナッツオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー ほんのり甘い、ローストタイプはナッツの香りと味
脂溶性ビタミン ビタミンE
ファイトケミカル アントシアニジン、プロアントシアニジン、レスベラトロール

46. 松の実油(パインシードオイル)

とても珍しい脂肪酸のピノレン酸を含み、抗炎症作用や痒みを抑えるのでアレルギーやアトピーの症状緩和に。
また食欲減退効果があるので、ダイエットのサポートにも。

パインシードオイル脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 加熱NG(生で食べる)
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー ナッツの香ばしさ
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE

47. 綿実油(綿の種子油)

揚げ物などの味を良くするというオイル。
遺伝子組み換えや、ヘキサンを使った抽出法が一般的なのであまりおすすめではない。

綿実油脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー 爽やかな酸味、まろやか
脂溶性ビタミン ビタミンE、ビタミンK

48. ゆずシードオイル(ゆず種子油)

40粒のゆずの種から1gしかとれない希少なオイル。
柑橘系ならではのファイトケミカルが含まれ、抗菌、抗腫瘍、抗アレルギー、骨密度低下抑制作用がある。

ゆずシードオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸、リノール酸
加熱 加熱OK(炒め物程度)
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー ほぼ無味無臭
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE
ファイトケミカル ナリンゲニン、ヘスペレチン、β-カロチン、リモノイド

49. 落花生油(ピーナッツオイル)

胃もたれを防ぐので中華料理に良く使われる。また抗酸化力、抗アレルギー作用もある。
※ピーナッツアレルギーの人は要注意。

ピーナッツオイル脂肪酸
主要脂肪酸 オレイン酸
加熱 高温加熱OK
保存方法 冷暗所
味・香り・テクスチャー ピーナツの香り、少し薄皮の渋み
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE
ファイトケミカル アントシアニジン、プロアントシアニジン、レスベラトロール、ケルセチン、ルテオリン、β-カロチン、ルテイン、ゼアキサンチン

50. ローズヒップオイル(バラ油)

バラの種子からとれるオイルで、ビタミンCの含有量がとても多く、風邪薬や強壮剤として使われてきたオイル。
ファイトケミカルには抗酸化作用、動脈硬化、ガンの予防などの効果の他、美白、シミシワの改善などがあり、美容効果が高い。

ローズヒップオイル脂肪酸
主要脂肪酸 リノール酸
加熱 加熱NG(生で食べる)
保存方法 冷蔵
味・香り・テクスチャー ほんのりオレンジっぽい香り
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンE
ファイトケミカル ティリロサイド、アントシアニジン、プロアントシアニジン、ケルセチン、ヘスペレチン、カフェイン酸、β-カロチン、リコピン

51. ※サラダ油・調合サラダ油

サラダ油は菜種油・大豆油・コーン油・ひまわり油・ごま油・紅花油・綿実油・米油・ぶどう油などの総称。
調合サラダ油は上記の2種類以上を混ぜたものになります。

サラダ油というと、炒め物や揚げ物など様々な調理に使えるイメージがあるかと思いますが、もともとはサラダにかけて食べる(生食用)オイルというのが語源で、高温加熱に向いていません。

また基本的にサラダ油は、安価であることが売りなので、遺伝子組み換えの原料が使用され、ヘキサンを使用した抽出法になります。そして色や、ビタミンなどを添加し、見た目を良くした状態で販売されているので基本的に使わない方が良いオイルになります。

おすすめオイル

以上51種類のオイルを紹介しました。
これだけ種類が多いと、どのオイルが良いのか迷われると思いますので、おすすめオイルをいくつか紹介します!

  • 米油、菜種油 → 揚げ物や炒め物、使いに
  • オリーブオイル、ごま油 → 軽い炒め物や料理の仕上げに
  • 亜麻仁油、えごま油 → 生で食べるのに
Chika profile

Chika Sato

オーガニックな旅暮らし

  • Bio Life Coordinator
    • 管理栄養士
    • 薬膳コーディネーター
    • フードコーディネーター
    • 全米ヨガアライアンス 勉強中
    • アロマセラピスト 勉強中

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