【大豆油】使い方と危険性
\\ この記事はこんな人におすすめ //
- 健康オイルを探している
- 大豆油のデメリットを知りたい
- 危険な油を知りたい
目次
1. 大豆油とは
一般的にサラダ油や調合サラダ油と呼ばれるオイルの一種。
大豆油に豊富に含まれるリノール酸は必須脂肪酸ではあるものの、過剰に摂取すると動脈硬化やアレルギー、アトピー性皮膚炎などの原因になることがわかっており、注意が必要です。
主要脂肪酸 | リノール酸 |
---|---|
加熱 | 短時間加熱OK(炒め物程度) |
保存方法 | 冷暗所 |
味・香り・テクスチャー | ほぼ無味無臭 |
脂溶性ビタミン | ビタミンE、ビタミンK |
2. 大豆油の使い方
大豆油はリノール酸が豊富で酸化しやすく、臨界温度が低いため、実は加熱調理には向いていません。酸化した油は身体にとても有害で、さらに臨界温度を超え使用し続けた油からは、人体に有害なヒドロキシノネナールという毒素が発生します!
サラダ油の一種になっていることから、本来は『サラダにかける用の油』、『非加熱で食べるべき油』なのです。
さっと炒める程度なら問題ありませんが、マヨネーズやドレッシングを作る時など、加熱しない使い方がおすすめです!
3. 大豆油の危険性
上記で【大豆油の使い方】についてお話ししましたが、正直いうと、大豆油は使ってほしくない油…。ここではその理由についてお伝えします!
・リノール酸に注意
大豆油に約50%含まれるリノール酸は、少量であればコレステロール値を整えてくれる良い脂肪酸。ですが私たちの身の回りで使われている油のほとんどがリノール酸系!!
サラダ油と呼ばれる類の油は安価なため、飲食店や加工食品で多用されています。
それに加えて自宅でもリノール酸系の油を使ってしまうと完全にリノール酸過多に…。
リノール酸の摂り過ぎは、体内の炎症を起こし、アレルギーや動脈硬化を引き起こします。
これは現代人にアレルギーや花粉症の人が多い理由の一つになります。
・酸化に注意
リノール酸を多く含む大豆油は酸化しやすい油です。そのため開封後は1ヶ月以内に使い切る、加熱調理に利用しないなど、工夫が必要です。
酸化した油は、胃もたれ・胸焼け・食中毒症状が起こるだけでなく、肝臓や血管に大きな負担をかけるため、肝機能障害や動脈硬化を引き起こします。
また臨界温度を超え、加熱し続けられた油からは、ヒドロキシノネナールという毒素が発生します。ヒドロキシノネナールは神経細胞やあらゆる臓器の細胞に影響を与え、正常に機能させなくします。
・製法に注意
大豆油のようなサラダ油として分類される油は、ヘキサンという化学溶剤を使った溶剤抽出法がほとんど。溶剤抽出法で製造されたオイルは、そのままの状態だと色も悪く、匂いも強く、溶剤も残ったまま。そのため濾過・脱臭・脱色・着色・高温処理など様々な過程を経てプラスチック容器に詰められます。
これだけの過程を経たオイルは原材料に含まれているはずの本来の栄養素はほとんど含まれず、また高温処理の際にトランス脂肪酸が発生するので危険性が高まります。
・原料に注意
大豆油に限らず、サラダ油と呼ばれる類の油は製造コストを下げるため、輸入の遺伝子組み換え大豆(食材)を使っている場合がほとんどです。遺伝子組み換え食品は摂取してすぐの健康被害はないものの、長期的または次世代への健康被害が心配されているので、避けるに越したことはありません。
・そもそも大豆油である必要はない
上記で【大豆油の使い方】を紹介しましたが、大豆油のメリットは無味無臭であること、安価であることくらいです。
なので、もし無味無臭の油を探している場合は米油などを使ってみるのはどうでしょうか?安いには必ず理由があります!『安い』にこだわるよりも『質』にこだわりましょう!!もしどうしても大豆油を使いたいという場合は、『国内産の遺伝子組み換えでない大豆が原料の圧搾法で製造された』大豆油を選ぶようにしてください!
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