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【MCTオイル】の良いところと注意点

ダイエットに効果的!と話題のMCTオイル。そのMCTオイルはそのそも何からできているのでしょうか?
ここではMCTオイルのダイエット以外の効果や、注意点などについてご紹介していきます!

\\ この記事はこんな人におすすめ //

  • MCTオイルの効果効能を知りたい人
  • MCTオイルの使い方、食べ方を知りたい人
  • オイル勉強中の人

目次

  1. 1.MCTオイルとは
  2. 2.MCTオイルの効果
  3. 3.MCTオイルの使い方
    1. おすすめMCTオイル
  4. 4.MCTオイルの注意点

1. MCTオイルとは

MCTオイルは、飽和脂肪酸の中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglyceride)に分類されるカプリル酸とカプリン酸100%でできた油です。
長鎖脂肪酸(牛豚などの脂)の油脂よりもすばやく消化吸収され、身体に蓄積されにくいのが特徴です。

原料はパーム(アブラヤシ)、ヤシ(ココナッツ)ですが、中でもココナッツが原料のオイルがおすすめです。この理由は後ほどお話しします!

2. MCTオイルの効果

ダイエットのサポート!

一番注目されている効果としてあげられるのが、ダイエットのサポートです。
人間の身体で主にエネルギー源となるのは炭水化物(ブドウ糖)ですが、その代わりになるエネルギー(ケトン体)の生成をサポートをしてくれます。
ケトン体は身体のブドウ糖が枯渇した状態の時に、体内の脂肪を分解して生成されるエネルギーですが、MCTオイルはこの生成を助けるはたらきがあるので、体内の脂肪が燃焼されやすくなるという仕組みです。
なので、医療現場やスポーツ業界、ダイエットのサポートとして注目されています。

皮膚のトラブル改善!

MCTオイルを摂取することで生成されるケトン体には抗炎症、抗アレルギー、抗酸化作用といった健康効果もあると言われており、ニキビやアトピーなどの肌トラブルの手助けにもなります。

便秘の解消!

質の良い油には便をコーティングして出やすくする効果があるため、MCTオイルを摂取することで便秘が解消される方も多いようです。
ただし、大量摂取しすぎるとお腹が緩くなってしまい、下痢や腹痛の原因にもなるので、摂取するときは少量から使い始めてください。

3. MCTオイルの使い方

・加熱はNG

MTCオイルは酸化しやすく、熱に弱いので、加熱調理には向きません。
オメガ3系のオイルのように、出来上がった料理やサラダにかけたり、ドリンクに混ぜるのに向いています。

・1回小さじ1杯、1日1〜3回を目安に

効果の出る量は人それぞれですが、たくさん摂れば良いということではありません。少ない人は1日小さじ1杯でも効果が出始めます。
初めてMTCオイルを使用する場合は胃腸への負担になる場合があるので1日小さじ1弱から初めてみてください。
また、摂取するタイミングは、エネルギー消費が多い朝からお昼の時間帯がおすすめです!

・いろいろな料理やドリンクに

MTCオイルは無味無臭で比較的にサラサラした油なので、どんな料理やドリンクにも合わせられます。
朝のスムージーやヨーグルト、お味噌汁などに混ぜると簡単に取り入れられます。

おすすめMCTオイル

すべて原料はココナッツ100%で化学溶剤を使用せず製造されたMCTオイルなので安心です!
また上記2つは原料のココナッツがオーガニック!

4. MCTオイルの注意点

①使いはじめの量に注意

使い始めは消化器官が刺激され、腹痛や下痢の原因にもなるので、胃が慣れるまでは少量から始めるのがおすすめです。

②陶器かガラスの容器で

MCTオイルにはプラスチック容器を変形させてしまう性質があるため、プラスチックの食器や容器を使用すると、目には見えなくても溶け出したプラスチックを食べてしまうことになります。
ですのでMCTオイルを使った料理やドリンクは陶器かガラスの容器を使用しましょう。
もちろんですが、MTCオイルを購入するときはガラス瓶に入ったものを選ぶように!

③とても酸化しやすいオイル

上記でも少しお話ししましたが、MCTオイルはとても酸化しやすいオイルです。
ですので、購入時は遮光瓶に入ったものを選ぶようにし、開封後は冷蔵保存してください。

④信頼できる製品を

スーパーでは、大手国産メーカーが比較的安価で販売してるMCTオイルをよく見かけますが、それらは安い分、純度が低く安全性や効果に欠けてしまいます。

記事の冒頭でココナッツが原料のMCTオイルがおすすめと言いましたが、理由は2つ。
1つ目は、パーム由来のMCTオイルはアブラヤシ核油(アブラヤシの種子)が原料ということ。

ココナッツ由来と比べるとパーム由来のは安価で手に入れやすいです。
パーム由来が安価なのは、ココナッツよりもパームの方が生産性が高いからです。
※一般的にパームというとパーム油があげられると思いますが、パーム油の原料はアブラヤシの果肉部分です。なのでMCTオイルの原料であるパーム核油とは一応別物になります。

一般的なパーム油は大手外食チェーン店で使用されていたり、マーガリン、ショートニング、ほとんどの加工食品(お菓子、惣菜、冷凍食品など)に使われています。
そのパーム油は大腸癌や糖尿病のリスクを上げるという問題があります。

たしかにパーム油とパーム核油は果実由来と種子由来で別物なのですが、元を辿れば同じ植物。
もちろんパーム由来のMCTオイルの製造元や販売元は、『安全かつ、ココナッツ由来と成分的に違いはなく、同じ効果がある。』としていますが、私は避けるにこしたことはないと思っています。

2つ目はアブラヤシの栽培による環境破壊
パーム油にしてもパーム核油にしても、原料であるもとの植物はアブラヤシです。
そのアブラヤシは熱帯雨林でしか栽培することができず、アブラヤシを栽培するために熱帯雨林が開拓されることで、多くの野生動物の居場所がなくなり、自然のバランスが崩れています。

環境のためにも身体のためにもココナッツ由来のMCTオイル、さらにいえばオーガニックで歴史のあるブランドを選んでもらいたいと思います。
パーム油については以下の記事で詳しく触れていますので、ご興味あればご覧ください!

パームオイル

危険な隠れた植物オイル【パームオイル】

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⑤油は油

いくら身体に良いことがたくさんあるといっても油は油です。
しかもMTCオイルは中鎖脂肪酸。飽和脂肪酸(少しだけ動物性に近い性質のオイル)の一種なので取りすぎには注意です!

他にもいろいろな食用オイルを紹介しています↓

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Chika profile

Chika Sato

オーガニックな旅暮らし

  • Bio Life Coordinator
    • 管理栄養士
    • 薬膳コーディネーター
    • フードコーディネーター
    • 全米ヨガアライアンス 勉強中
    • アロマセラピスト 勉強中