【サフラワーオイル(紅花油)】効果と危険性
\\ この記事はこんな人におすすめ //
- 健康オイルを探している
- サフラワーの効果を知りたい
- 危険な油を知りたい
目次
サフラワーオイル(紅花油)とは
一般的にサラダ油と呼ばれるオイルの一種。サフラワー(紅花)は菊科の植物になります。
従来のサフラワーオイルはリノレン酸が75%含まれるハイリノールタイプ。
リノール酸は必須脂肪酸ではあるものの、過剰に摂取すると動脈硬化やアレルギー、アトピー性皮膚炎などの原因になることがわかっており、注意が必要です。
そしてそのリノレン酸の含有量が問題視されたため、品種改良の結果、オレイン酸の多いハイオレイックタイプのサフラワーオイルが誕生しました。
【従来のサフラワーオイル(紅花油)の特徴】
主要脂肪酸 | リノール酸 |
---|---|
加熱 | 加熱OK(炒め物程度) |
保存方法 | 冷暗所 |
味・香り・テクスチャー | サラサラで、香りもクセもほとんどない |
脂溶性ビタミン | ビタミンE |
【ハイオレイックサフラワーオイル(紅花油)の特徴】
主要脂肪酸 | オレイン酸 |
---|---|
加熱 | 加熱OK、炒め物程度 |
保存方法 | 冷暗所 |
味・香り・テクスチャー | サラサラで、香りもクセもほとんどない |
脂溶性ビタミン | ビタミンE |
ファイトケミカル | クマロイルセロトニン、フェルロイルセロトニン、β-カロテン |
サフラワーオイルの効果
サフラワーオイルはキャリアオイルとしても有名で、その場合はハイリノールタイプでも良いかと思いますが、食用となるとわざわざハイリノールを摂取するメリットがないので、個人的に食用にはハイオレイックタイプの一択!
ということで、ここではハイオレイックタイプのサフラワーオイルの効果を紹介します!
オレイン酸で血中コレステロール値を整える!
オレイン酸には血中のLDL-コレステロールを下げ、HDL-コレステロールを維持するはたらきがあるので、血中のコレステロール値を整えてくれます。
オレイン酸で便秘解消!
オレイン酸には腸の運動を活性化させる作用があるので、便秘に効果的。
胃腸と肌はひと繋ぎになっているため、便秘が解消され、胃腸が綺麗になると、肌の調子も良くなります!
オレイン酸で胃酸を抑制!
オレイン酸には胃酸の過剰分泌を抑制するはたらきがあるので、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防が期待できます。また胸焼け、胃もたれしやすい人にもおすすめです。
サフラワーオイルの使い方
・普段の料理に
ハイオレイックタイプのサフラワーオイルは通常のサラダオイルよりも、熱耐性があるので、炒め物・揚げも・グリルなど調理法を選ばずどんな料理にでも使うことができます!
味にクセがないので、ドレッシングやマヨネーズなどを作るのにも使いやすいです。
サフラワーオイルの問題点
今では、ハイオレイックタイプのサフラワーオイルが主流となり、リノレン酸の含有量が減ったため、問題点は解消されたように見えますが、実はまだ注意すべき点がいくつかあります。
・製法に注意
一般的にサラダ油として分類されるようなオイルは、化学溶剤をしようした溶剤抽出法がほとんど。溶剤抽出法で製造されたオイルは、そのままの状態だと色も悪く、匂いも強く、溶剤も残ったまま。そのため濾過・脱臭・脱色・着色・高温処理など様々な過程を経てプラスチック容器に詰められます。
これだけの過程を経たオイルは原材料に含まれているはずの本来の栄養素はほとんど含まれず、また高温処理の際にトランス脂肪酸が発生します。
なのでどのオイルにも当てはまることですが、オイルを選ぶ際には低温圧搾法(コールドプレス製法)のものを選ぶようにしましょう。
・そもそもサフラワーオイルである必要はない
上記でサフラワーオイルの効果をいくつか紹介しましたが、これはサフラワーオイルの効果というよりオレイン酸のはたらきです。
なのでそういう意味だと、オリーブオイル・椿油・菜種油などサフラワーオイルよりもオレイン酸が多いオイルはたくさんありますし、それに加え、ファイトケミカルやビタミンの恩恵を受けられるオイルもあります!
サフラワーオイルを使うメリットとしては、他のオレイン酸オイルよりも少し安価で、それなりのオレイン酸の量を得られるということ。
もし健康的なオイルを探していて、『オレイン酸+他の効果』を求めるなら、オリーブオイル・椿油・菜種油など別のオイルをおすすめします!
調理法別におすすめのオイルをランキング形式で紹介しています↓
調理法別
おすすめオイルランキング
・選ぶならハイオレイックタイプを
私は自分でサフラワーオイルを選ぶことはないですが、『どうしてもクセのないオイルがほしい』『少しでも安く、体に優しいオイルがほしい』など理由がありサフラワーオイルを購入する場合はハイオレイックタイプを選んでください!
選ぶならこのようなオイルが良いかと思います↓
こちらのオイルはハイオレイック、エクストラバージン、オーガニック、低温圧搾法です!
『質の良いオイルの選び方』をもっと詳しく見たい人は以下の記事にをご覧ください!
【健康オイル生活】体に良いオイルとは?
この記事を読む他にもいろいろな食用オイルを紹介しています↓
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【食用オイル一覧】有名なものからマイナーなものまでオイル全51種類!
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